不倫妻から長男の親権を取得した夫Tさんの事例

世帯年収:2200万円
婚姻期間:18年
解決方法:協議
子どもあり (4人)
離婚を切り出した
相手:40代看護師
依頼前 | 依頼後 | 増額利益 | |
---|---|---|---|
離婚 | × | ○ | – |
慰謝料 | × | 500万円 | 500万円 |
親権 | – | 長男のみ | – |
財産分与 | × | 100万円 | 100万円 |
養育費 | – | 月額21万円 | – |
年金分割 | – | 50% | – |
Tさんは、18年前に妻と結婚し、4人の子どもに恵まれました。長男は高校生、長女は中学生、二男と二女は小学生です。
ところが、妻に挙動不審に様子が見られるようになり、調査会社に素行調査をご依頼されました。すると、妻が他の男性とラブホテルに出入りしていることがわかりました。
Tさんは大変ショックを受けました。また、子ども達のことを考えると、夜眠れないほど悩まれる状況でした。
Tさんは、今後のことについて、弁護士に相談しました。
弁護士は、Tさんの代理人として、妻に対して、協議離婚を申し入れました。
妻は、当初、離婚に応じないと言ってきました。また、そもそも、自分は不倫なんかしていないと反論してきました。
これに対して、弁護士は、妻が男性とラブホテルに出入りする証拠を開示しました。すると、妻は一転し、不倫を認めてきました。しかし、やはり離婚には応じたくない、やり直したいと回答してきました。
弁護士は、Tさんに意思確認したところ、離婚の意志は固く、修復はしないとのことでした。そこで、弁護士は妻と再度交渉し、離婚自体については、応じるという方向になりました。
妻は、親権については取得したいと主張してきました。
他方、Tさんは、子ども達の気持ちを尊重したいという意向でした。子ども達のうち、長男は、Tさんとの生活を強く希望しました。そこで、弁護士は妻を説得し、長男の親権はTさんが取得するという内容で協議が成立しました。
親権の争いは、子どもが小さいうちは、監護実績が重視されます。
しかし、一定程度の年齢になると、監護実績よりも子ども自身の意思が重視されます。
本件では、子どもが長男は高校生であり、また、今後の生活についての明確な意見を持っていました。長男の強い意向を伝えることで、妻は最終的に親権を諦めることとなりました。

弁護士法人デイライト法律事務所 代表弁護士
所属 / 福岡県弁護士会・九州北部税理士会
保有資格 / 弁護士・税理士・MBA
専門領域 / 個人分野:家事事件 法人分野:労務問題
実績紹介 / 離婚の相談件数年間700件超え(2019年実績)を誇るデイライト法律事務所の代表弁護士。離婚問題に関して、弁護士や市民向けのセミナー講師としても活動。KBCアサデス、RKB今日感テレビ等多数のメディアにおいて離婚問題での取材実績がある。「真の離婚問題解決法」「弁護士プロフェッショナル」等の書籍を執筆。

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